一汁三菜で栄養バランスを取る

健康維持のためにはどんな食事をするのが良いのかまとめてみます。

私がいつもお伝えしているのは
①栄養バランス
②腸内環境を整える
③自然なものを食べる
ということです。どれも大事です。

今日は①の栄養バランスについて解説をしたいと思います。

栄養素はバランス良く摂りましょう。
肉や炭水化物ばかり食べるのもよくありませんが、ヘルシーだと言って、野菜ばかり食べるのもあまりおすすめしません。

これだけ取っていれば健康になれるとか、綺麗になれるというものはありません。TVなどで体に良いとされる食材が紹介されるたびに、毎日そればかり食べるというのはおすすめできません。栄養素はそれぞれが影響し合いながら体に必要な働きをしたり、体の組織やホルモンを作ったりしているからです。

1つ足りない栄養素があると、それに引っ張られるように他の栄養素も役割を果たせなくなるという考え方もあります。そして足りない栄養素があると、お腹いっぱい食べても物足りなくて、お菓子等を食べ過ぎてしまうということもあります。本当に必要なのはお菓子ではなくて、その足りない栄養素なのです。

栄養バランスの良い食事のコツをお伝えします。
私がおすすめしているのは一汁三菜の和食です。一汁三菜にすることで必然的に沢山の食材を使うことになり、多くの栄養素をまかなえるようになるからです。だからと言って何でも1つの汁物と3つのおかずを用意すれば良いというものではありません。一汁三菜には基本の形があります。

一汁三菜の基本は下記のようになります。

①主菜…肉、魚、卵、大豆製品などを使ったメインの料理でタンパク質中心
②副菜…煮物、炒め物、サラダなど、主に野菜、豆類、いも類、きのこ類などを使う。ビタミンや食物繊維。
③副副菜…野菜、海藻などを使った和え物やおひたし、酢の物、漬物など。ミネラルや食物繊維。
④汁物…主菜、副菜、副副菜に入りきらなかった食材を入れて具沢山にする。
⑤主食…ごはんがおすすめ。雑穀、発芽玄米などを混ぜて栄養価をアップする。

使う食材はご家庭によってよく使うものや使わないものがあったりするかと思います。毎日取ったほうがよいけれど、忘れている方が多いのが、海藻ときのこ類です。これらは常備しておきましょう。
海藻、きのこ類、味噌や納豆は免疫力アップも期待できるので欠かせません。

゛まごわやさしい”を意識するのも分かりやすいと思います。
゛まごわやさしい”の意味は下記のようになります。

ま…豆類、大豆製品
ご…ごま、ナッツ類
わ…海藻
や…野菜、果物
さ…魚介類
し…きのこ類
い…いも類

一汁三菜のメリットは、栄養バランスが取れるだけじゃなく、日本独自の食事のマナーや配膳の仕方が身に付くということでもあります。

毎日用意するのは大変かもしれませんが、たまには一汁三菜にすると心も体も満たされるのがわかります。
少しずつ取り入れてみませんか?